計画の全体像
2020年度 実証
会議の運営
同会議については、正規プログラムとして横展開の仕組みを確立するため、「食のソムリエ」地域連携推進協議会への発展的改組を企図する。
キャリアフレームワークの構築
実証講座の実施結果に基づき修正を行う。
実証講座
実証講座の実施結果に基づき修正を行う。
プログラム開発
カリキュラムの作成
実証講座の実施結果に基づき修正を行う。
コマシラバスの作成
実証講座の実施結果に基づき修正を行う。
キャリアアセスメントツールの作成
作成したキャリアアセスメントツール(シート、テスト)について、テストの実験的な実施とその結果を分析する。
実証講座
地域の食材を使った実習、情報発信等を行う講座を実施する。(食マエ、食ナカ、食アトの体験)
関連サイトの運営
eラーニングプラットフォーム、事業成果報告サイトを運営する。
2020年度 具体的活動
会議の運営
カリキュラム開発会議(2回)
- プログラム全体についての課題抽出等総合的な検討の実施
カリキュラム・プログラム開発
カリキュラム開発会議(2回)
- キャリアフレーム最終版の作成
- カリキュラム最終版の作成
シラバス最終版の作成
コマシラバス改良最終版の作成 - キャリアアセスメントツール改良最終版の作成
実証講座
- 講義形式
【実証講座1】 分野:地域食資源 科目:食の地域学(各論)
【実証講座2】 分野:地域と情報 科目:地域デザイン
【実証講座3】 分野:地域と情報 科目:地域活動論 - 実習形式
【実証講座4】 分野:地域食資源 科目:食の地域学(演習)
【実証講座5】 分野:地域食資源 科目:食の地域学(演習)
【実証講座6】 分野:地域食資源 科目:食の地域学(各論)
教職員研修
- eラーニング研修の実施
関連サイトの運営
- eラーニングコンテンツの整備・作成
- eラーニングプラットフォームの運営
https://seminar.koyo-gakuen.com/ - 前年度のサイトおよびプラットフォームの編集及びコンテンツの追加
- 事業成果報告サイトの運営
https://koyo-gakuen.com/
事業実施に伴うアウトプット(成果物)
カリキュラムのモジュール化
成果物は大きく分けて、「ニーズ調査結果」、育成対象の「キャリアフレームワーク」、 開発プログラム一式、eラーニングプラットフォームからなり、本事業内で実証講義等を開くこととする。
最終成果物
最終成果物については、次のものを予定している。
キャリアフレーム
キャリアの蓄積によって目標とすべきレベルを設定し(例 レベル1~5)、 レベルごとに、身に付けるべき「知識」「技能」を定義したもの。
カリキュラム
コースごとに学修すべき科目を体系的に示したもので、次の項目から構成される。
- 科目
- 講師(常勤か非常勤か)
- 必選(必修か選択か)
- 学修時間
- 単位数
- 授業の方法
シラバス
カリキュラムの科目ごとに、次の項目を規定したもの。
- 学修の達成目標
- 概要
- 授業回ごとに
- 学修テーマ
- 授業の実施方法
- 履修前提
- 履修後の方向性
- 成績評価方法
- 使用教材
- オフィスアワー
コマシラバス
ある科目の授業回ごとに、次の項目を規定したもの。
- 学修時間
- 予習事項
- 学修事項
- 復習事項
- キーフレーズ
- 押さえておきたいポイント
- 発展学習の方向性
キャリアアセスメントツール
学修目標の達成度を測定するツールで、形態としては次のようなものを想定。
- 客観的アセスメントツール
テストの問題、解答、解説の組合せ
※キャリア形成度合いを客観的に測定することを狙った仕組み - 主観的アセスメントツール
キャリアフレームに沿って、「知識」「技能」の獲得度合いを自己評価して記録し、講師などと共有する仕組み。
※キャリア形成のモチベーションを高める効果を狙った仕組み
本事業終了後の成果の活用方針・手法
成果活用の方向性
本事業で開発したカリキュラムについては、専門学校でのプログラム化と、カリュラムのモジュール化を図ることで、他の地域での展開を可能とし、eラーニングを活用した茨城県内、県外の他地域での実施を企図している。
本プログラムは、地域の交流や情報マネジメントなど調理師養成課程にないカリキュラムを含んでおり、地域でそうした役割を主とする人材を育成することも目標として掲げている。そのため調理師養成課程を有しない専門学校等であっても、当該地域の調理師と連携しながら地域の食の課題を解決できる人材育成手法を模索することとしており、そのために必要な知識の習得が可能となる。
正規プログラムとしての位置づけ
- 本事業終了後は、本校における正規の「調理師養成課程」コースないしはプログラムの一部として設定する。
横展開の実践
- 1年目は試験的な科目を実施する。
- 2年目は正規のコースに組み込み実施し実効性を上げる。
- 3年目はグループ校で実証的なトライアルを行い、その成果を踏まえ、本格的な横展開に向けた汎用モデルを策定する。
- 本事業終了後、eラーニングを活用し、茨城県内の他の専門学校や、必ずしも調理師養成課程を有しない専門学校等での実践が可能となるよう、コンテンツ構成や集中講義形式等へのカスタマイズを図る。
フォローアップ体制の構築
PDCAサイクルのPlan・Do・Action機能は本校が中心となって担い、その活動についてCheckする機能を、評価・検証検討会議を母体として、事業終了後に改組する「食のソムリエ」地域連携推進協議会が担うことで、適宜各所で展開される本カリキュラムの評価と改善の取組みを行うこととする。